玉を詰ます面白さを詰将棋で味わってみましょう
将棋は相手の玉を詰ますことで勝利の快感を味わうゲームです。
駒の働きを攻撃側、守備側の双方から、将棋の面白さに触れてみましょう。
次の図は3手詰めの【詰将棋】(自作)。
【課題】先手番
持ち駒:角
正解は、下記で。
駒の動かし方及び一手詰めはこちらでどおぞ(^^♪
【正解】


☗82角成(右下図)
まで3手詰め。
〔64角〕、〔55角〕のように離して打てば、守りとして玉側は〔82〕に合い駒を打っても無駄な駒で、攻める側にその駒を取られて(詰んで)しまいます。
この局面では
合い(駒)利かず
と呼ばれています。
遠目の角打ちという言葉がありますが、今回も同様に
離して打つことがポイントです。

〔82角〕と直接王手(右図)をすると、〔81玉〕)と逃げられてしまします。
金や銀と違い、角の頭は丸いので、玉を取り損ねてしまいます。
これは失敗です。
また、冒頭の図では、攻める側は角と桂で攻める形ですが、守る側は玉だけです。
これは、
数の攻め
といい、玉側の駒が一つに対して、攻める側は二つで駒数で攻める側が勝(まさ)っているので、
攻める側は優勢(勝勢)と言えます。
「数の攻め」は、将棋の終盤ばかりでなく、序盤における棒銀戦法などでもよく出る
言葉ですから頭に入れておきたいですね。
これまで8種の駒の働きを攻める側、玉を守る側双方から見てまいりました。
これからは、1手詰や3手詰で玉を詰ます好手・妙手の技に触れて、さらに将棋の面白さを味わって
まいりましょう。
こんなことに気づいた、発見があったなど一言コメントをいただけたら嬉しく思います。
楽しみにお待ちしています(。・ω・。)ノ♡
この「玉を詰ます」というカテゴリーは、今回で一旦おしまいにさせていただきます。
ちなみに、日本将棋連盟では「まいにち詰将棋」を毎日配信しています。
よかったら、こちらからどおぞ(^^♪
これからも
三手の読み(先手➡後手➡先手)
を生かしてお互い楽しみながら腕を磨いていきましょう。
なお、この「3手の読み」という言葉ですが、亡き原田泰夫九段(元日本将棋連盟会長)の名言です。

生年月日:1923年3月1日
出身地:新潟県
師匠:(故)加藤次郎名誉九段
引退:1982年11月1日
享年:81歳
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ではまた、ごきげんよう(^_-)-☆
最後までお目を通してくださり有難うございました。